日露チャイコフスキー・
フォンメック協会

日露チャイコフスキー・
フォンメック協会

私達について

私達は、奏で人(演奏家)と
支え人(支援者)をつなげ、
才能ある若手音楽家を応援します。

私達について

私達は、奏で人(演奏
家)と支え人(支援
者)をつなげ、
才能ある若手音楽家を
応援します。

チャイコフスキーは、ナジェジダ・
フォン・メック夫人という富豪の未亡
人に13年間にもわたって多額の経済
援助を受ける幸運に恵まれました。

当時のロシアの音楽家にすると、夢の
ような話で、チャイコフスキーが作曲
家として大成できたのはメック夫人の
力が大きいとされています。

わたしたち、日露チャイコフスキー・ フォンメック協会では、二人が交わし た文通を紐解き、日本中に眠っている 奏で人(演奏家)と、サポートしたい 方をつなげる事で、繋げていきたいと思います。

チャイコフスキーは、ナジェジダ・フォン・メック夫人と
いう富豪の未亡人に13年間にもわたって多額の経済援助
を受ける幸運に恵まれました。

当時のロシアの音楽家にすると、夢のような話で、チャイ
コフスキーが作曲家として大成できたのはメック夫人の力
が大きいとされています。

わたしたち、日露チャイコフスキー・フォンメック協会で
は、二人が交わした文通を紐解き、日本中に眠っている奏
で人(演奏家)と、サポートしたい方をつなげる事で、
繋げていきたいと思います。

二人が交わした、
1220通の文通

チャイコフスキーとフォンメックは、一度も会うことなく、生涯で1220通の文通を続け
てきました。

「経済」と「精神」との距離が日増しに乖離する今日にあって、チャイコフスキーとフ
ォン・メックとの文通を通して実業家と芸術家が互いに手を組んで世の中をより良いも
のにするためにどうしたら良いのかを考える目的で、2019年5月7日(チャイコフスキー
生誕180周年記念の日です)、日露チャイコフスキー・フォンメック協会が設立されま
した。

1220通の手紙を読み解きながら、チャイコフスキーやフォン・メックの活動や
作品に焦点を当て、音楽が人々にとってより身近なものとなることを目指します。

1877年03月16日

貴女の手紙に満ち溢れているわたしの音楽への愛情のお言葉の数々に対して、どうか謝意
を述べさせてください。自らの務めを思い描き、形にしていく過程で感じた想いを自分と
同じように強く、そして自分と同じように深く感じてくださる魂がそこにあることを確信
できることが、音楽家にとってどれほど喜ばしく、どれほど快いことか、、、


チャイコフスキーからナデージダ・フォン・メックに宛てた手紙

二人が交わした、
1220通の文通

チャイコフスキーとフォンメックは、一度も会うことなく、生涯で1220通の文通を続けてきました。

「経済」と「精神」との距離が日増しに乖離する今日にあって、チャイコフスキーとフォン・メックとの文通を通して実業家と芸術家が互いに手を組んで世の中をより良いものにするためにどうしたら良いのかを考える目的で、2019年5月7日(チャイコフスキー生誕180周年記念の日です)、日露チャイコフスキー・フォンメック協会が設立されました。

1220通の手紙を読み解きながら、チャイコフスキーやフォン・メックの活動や作品に焦点を当て、音楽が人々にとってより身近なものとなることを目指します。

1877年03月16日

貴女の手紙に満ち溢れているわたしの音楽への愛情のお言葉の数々に対して、どうか謝意 を述べさせてください。自らの務めを思い描き、形にしていく過程で感じた想いを自分と 同じように強く、そして自分と同じように深く感じてくださる魂がそこにあることを確信 できることが、音楽家にとってどれほど喜ばしく、どれほど快いことか、、、


チャイコフスキーからナデージダ・フォン・メックに宛てた手紙


1876年12月18日

貴殿の音楽があると、生きることがもっと楽に、そしてもっと快適なものになるというこ
とをお伝えしておきたいです。どうかこの言葉を額面通りに受け取り、信じてくださいね。


ナデージダ・フォン・メックからチャイコフスキーに宛てた手紙

1876年12月18日

貴殿の音楽があると、生きることがもっと楽に、そしてもっと快適なものになるということをお伝えしておきたいです。どうかこの言葉を額面通りに受け取り、信じてくださいね。

ナデージダ・フォン・メックからチャイコフスキーに宛てた手紙

貴女の手紙に満ち溢れているわたしの音楽への愛情のお言葉の
数々に対して、どうか謝意を述べさせて下さい。

貴女の手紙に
満ち溢れている
わたしの音楽への
愛情のお言葉の
数々に対して、
どうか謝意を
述べさせて下さい。

1877年03月16日

チャイコフスキーからフォンメック宛

Business

事業概要

1220通の文通和訳・書籍の翻訳出版事業・コンクールの開催

偉大な作曲家P.I.チャイコフスキーが、実は優れた文筆家でもあったことを知る人はそれほど多くいません。チャイコフ スキーは子どもの頃から文学を好み、詩作品、日記、翻訳作品といった文学作品も数多く残されています。中でも文学者 としてのチャイコフスキーの手腕が光っているのは書簡のジャンルです。チャイコフスキーは記録が残されているだけで もほぼ600名近い人と文通を行っていました。出版されている手紙の数だけでも5000通を超え、実際には生涯で7000通 以上の手紙を書いたと言われています。
その中でも特に重要なのがナジェジダ・フォン・メックとの1220通の手紙です。本協会ではこの、チャイコフスキーと ナジェジダ・フォン・メックとの文通に焦点を当て、手紙を翻訳し、そのそれぞれの手紙が書かれた背景やその内容を丁 寧に解説しながらチャイコフスキーの精神世界を読み解いていきます。
また、チャイコフスキーやナジェジダ・フォン・メックの活動内容、その精神世界に焦点を当てた出版物の発行、講演 会、オンライン授業の開催といった啓蒙活動、また、若手音楽家がその才能の芽を最大限伸ばすことができる留学の斡旋 や音楽コンクールの主催、更にはその副賞として提供される海外での演奏会開催の企画主催といった活動も幅広く行って おります。

偉大な作曲家P.I.チャイコフスキーが、実は優れた文筆家でもあったことを知る人はそれほど多くいません。チャイコフ
スキーは子どもの頃から文学を好み、詩作品、日記、翻訳作品といった文学作品も数多く残されています。中でも文学者
としてのチャイコフスキーの手腕が光っているのは書簡のジャンルです。チャイコフスキーは記録が残されているだけで
もほぼ600名近い人と文通を行っていました。出版されている手紙の数だけでも5000通を超え、実際には生涯で7000通
以上の手紙を書いたと言われています。
その中でも特に重要なのがナジェジダ・フォン・メックとの1220通の手紙です。本協会ではこの、チャイコフスキーと
ナジェジダ・フォン・メックとの文通に焦点を当て、手紙を翻訳し、そのそれぞれの手紙が書かれた背景やその内容を丁
寧に解説しながらチャイコフスキーの精神世界を読み解いていきます。
また、チャイコフスキーやナジェジダ・フォン・メックの活動内容、その精神世界に焦点を当てた出版物の発行、講演
会、オンライン授業の開催といった啓蒙活動、また、若手音楽家がその才能の芽を最大限伸ばすことができる留学の斡旋
や音楽コンクールの主催、更にはその副賞として提供される海外での演奏会開催の企画主催といった活動も幅広く行って
おります。

若手芸術家と 経営者の出会いを提供

大作曲家P.I.チャイコフスキーが1866年9月から12年間にわたりモスクワ音楽院で教鞭を取っていたことは良く知られて
います。(その頃の教え子の中には後に日本に渡り1893年から1914年まで21年間東京帝国大学(現・東京大学)や東京
音楽学校(現・東京藝術大学)で教えたラファエル・フォン・ケーベルもいます)。チャイコフスキーは音楽院で教える
ことを辞めた後も、若い才能を伸ばすことを自らの使命と考え、技術的に「教える」という形態だけではなく、出版社へ
の紹介、金銭的な援助、コネクション作りなど様々な形で才能豊かな若手音楽家を支援してきました。
その精神の根底には自らが大富豪のナジェジダ・フォン・メックから受けたサポートへの感謝の想いがありました。
フォン・メック女史はチャイコフスキーだけではなく、モスクワ音楽院を設立したピアニストのニコライ・ルビンシテイ
ン、「月の光」などで日本でも大変愛されているフランスの作曲家クロード・ドビュッシー、ポーランド人のバイオリニ
スト且つ作曲家ヘンリク・ヴィエニャフスキといった音楽家たちを金銭的に支援しています。
帝政ロシアではロマノフ王家だけではなく、フォン・メック女史のような貴族や大商人たちも芸術家達を保護するメセナ
活動を盛んに行い、ロシア文化・世界文化の繁栄に多大に貢献してきました。
本協会では、そうしたチャイコフスキー、そしてナジェジダ・フォン・メックの志を受け継ぎ、コンサート、講演会など
を通して若手芸術家と経営者との出会いの場を提供することにより「メセナ活動」の重要性を考えていきます。
おります。

大作曲家P.I.チャイコフスキーが1866年9月から12年間にわたりモスクワ音楽院で教鞭を取っていたことは良く知られて います。(その頃の教え子の中には後に日本に渡り1893年から1914年まで21年間東京帝国大学(現・東京大学)や東京 音楽学校(現・東京藝術大学)で教えたラファエル・フォン・ケーベルもいます)。チャイコフスキーは音楽院で教える ことを辞めた後も、若い才能を伸ばすことを自らの使命と考え、技術的に「教える」という形態だけではなく、出版社へ の紹介、金銭的な援助、コネクション作りなど様々な形で才能豊かな若手音楽家を支援してきました。
その精神の根底には自らが大富豪のナジェジダ・フォン・メックから受けたサポートへの感謝の想いがありました。
フォン・メック女史はチャイコフスキーだけではなく、モスクワ音楽院を設立したピアニストのニコライ・ルビンシテイ ン、「月の光」などで日本でも大変愛されているフランスの作曲家クロード・ドビュッシー、ポーランド人のバイオリニ スト且つ作曲家ヘンリク・ヴィエニャフスキといった音楽家たちを金銭的に支援しています。
帝政ロシアではロマノフ王家だけではなく、フォン・メック女史のような貴族や大商人たちも芸術家達を保護するメセナ 活動を盛んに行い、ロシア文化・世界文化の繁栄に多大に貢献してきました。
本協会では、そうしたチャイコフスキー、そしてナジェジダ・フォン・メックの志を受け継ぎ、コンサート、講演会など を通して若手芸術家と経営者との出会いの場を提供することにより「メセナ活動」の重要性を考えていきます。

貴殿の音楽があると、生きることがもっと楽に、そしてもっと
快適なものになるということをお伝えしておきたいです。

貴殿の音楽があると、
生きることがもっと楽に、
そしてもっと快適な
ものになる
ということを
お伝えしておきたいです。

1876年12月18日

フォンメックからチャイコフスキー宛

Overview

団体・組織概要

日本の中で最も愛されている作曲家の一人であるP.I.チャイコフスキー。14年間に渡り彼を経済面・精神面において献身的に支え続けた帝政
ロシアの大富豪ナジェジダ・フォン・メックとの友情がなければ、多くのチャイコフスキーの作品は生まれなかったと言われています。
チャイコフスキーとナジェジダ・フォン・メックとの関係は、芸術家にとって庇護者(パトロン)の存在がいかに重要なものであるかを象徴
するものとなっています。実はこの2人は実際には一度も会ったことはなく、2人を結んでいたのは1220通の手紙だけでした。この文通の
中には、チャイコフスキーの芸術作品を理解する鍵が沢山含まれているのと同時に、実業家が芸術家を通して世の中をより美しいもの、より
良いものにするためのヒントとエッセンスが数多く詰まっています。
「経済」と「精神」との距離が日増しに乖離する今日にあって、チャイコフスキーとフォン・メックとの文通を通して実業家と芸術家が互い
に手を組んで世の中をより良いものにするためにどうしたら良いのかを考える目的で、日露チャイコフスキー・フォンメック協会が設立され
ました。1220通の手紙を読み解きながら、チャイコフスキーやフォン・メックの活動や作品に焦点を当てたコンクールやコンサート、講演
会、交流会などを通して音楽が人々にとってより身近なものとなることを目指します。

日本の中で最も愛されている作曲家の一人であるP.I.チャイコフスキー。14年間に渡り彼を経済面・精神面において献身的に支え続けた帝政 ロシアの大富豪ナジェジダ・フォン・メックとの友情がなければ、多くのチャイコフスキーの作品は生まれなかったと言われています。 チャイコフスキーとナジェジダ・フォン・メックとの関係は、芸術家にとって庇護者(パトロン)の存在がいかに重要なものであるかを象徴 するものとなっています。実はこの2人は実際には一度も会ったことはなく、2人を結んでいたのは1220通の手紙だけでした。この文通の 中には、チャイコフスキーの芸術作品を理解する鍵が沢山含まれているのと同時に、実業家が芸術家を通して世の中をより美しいもの、より 良いものにするためのヒントとエッセンスが数多く詰まっています。
「経済」と「精神」との距離が日増しに乖離する今日にあって、チャイコフスキーとフォン・メックとの文通を通して実業家と芸術家が互い に手を組んで世の中をより良いものにするためにどうしたら良いのかを考える目的で、日露チャイコフスキー・フォンメック協会が設立され ました。1220通の手紙を読み解きながら、チャイコフスキーやフォン・メックの活動や作品に焦点を当てたコンクールやコンサート、講演 会、交流会などを通して音楽が人々にとってより身近なものとなることを目指します。

組織概要

名称:日露チャイコフスキー・フォンメック協会
創立:2020年5月7日
所在地 :東京都千代田区神田紺屋町46 風月堂ビル3F
理事長:中川恭志
理事:デニス・フォン・メック、宮﨑朋菜、鈴木玲子
問い合わせ:info@1220letters.com

News

お知らせ

  • お知らせ
    雑誌「家庭画報」1月号、特集「心に寄り添うチャイコフスキー」にて、当協会の活動が紹介されました。
    2020.12.01
  • お知らせ
    チャイコフスキー、その魂が歩んだ道: チャイコフスキーの宗教観・宗教音楽についての覚書の日本語版を出版しました。
    2020.05.07
  • お知らせ
    チャイコフスキー生誕180周年を記念して、日露チャイコフスキー•フォンメック協会が設立されました。
    2020.05.07

当協会は、チャイコフスキーとフォン・メックとの文通を通して実業家と芸術家が互いに手を組んで世の中をより良いものにするためにどうしたら良いのかを考える目的で、 2019年5月7日(チャイコフスキー生誕180周年記念の日です)、日露チャイコフスキー・フォンメック協会が設立されました。1220通の手紙を読み解きながら、 チャイコフスキーやフォン・メックの活動や作品に焦点を当て、音楽が人々にとってより身近なものとなることを目指します。